株式会社ポニーキャニオンは、プロダクション I.Gの新作アニメとして、叶姉妹をモデルとしたセクシーなキャラクターが活躍する「ABUNAI SISTERS -KOKO & MIKA-」を2009年1月21日にDVDビデオで発売する。DVDには1話3分のショートエピソードが10話収録される。
製作に入る前段階で、インターネットで予約者を募り、購入申し込み数が増えれば増えるほど販売価格が下がる「ギャザリングシステム」を導入。2008年10月1日から世界同時に予約を開始する。予約締め切りは11月末まで、商品の発送は2009年1月21日の予定となっている。
こんなに無茶な企画は久々に見たような気がする。要するに合計30分のOVAというわけだが、叶姉妹のアニメなんていったいどんな人が買うんだろうか。今まで彼女たちのファンというものを一度も見たことがないだけに非常に興味深い話だ。普通のOVAだって3000本売れればヒットと言える市場で、さらにこれにレンタル専用DVDの販売数がプラスされるからOVAは成立するビジネスだろうに、そこで「叶姉妹のアニメ」ときたもんだ。仮に1本5000円で販売したとしても1000本も売れないだろう。
そこで用意したのが「ギャザリングシステム」。予約数によって値段が変動するという、売り手のリスクを軽減してその分を買い手に負わせる制度を導入しているが、これじゃますます売れなくなるに決まっている。2〜3万円で買わされるハメになる可能性が特大という状況ではますます手を出しづらくなるし、そもそもそんなに見たがる人がどれだけ、そしてどこにいるんだ? 海外からも予約を受け付けるらしいが、もしかすると海外ではプリンセス・テンコーこと引田天功なみに人気があったりするのかね。でないとこんな無茶できないよ。
あ、叶姉妹がポケットマネーでたくさん注文するという裏技があるか。「予約数10万本突破の叶姉妹アニメ!」といった具合にテレビで取り上げられればうまくいく? というか、話題を作ること自体が目的なのかもしれない。
【追記】(2009年1月30日)
■叶姉妹がモデルのアニメDVD、購入予約期間が延長
なお予約サイトでは注文数が表示されているが、販売開始の11月中に53枚の注文があり、1月30日の12時現在では131枚の注文が入っており、現在の1枚あたりの価格は3万円となる。DVDとしては高価に感じられるが、様々な特典も用意されている。先着500セットには購入者ニックネームがクレジットされるほか、叶姉妹との“ABUNAIプライベートパーティー”にも参加できる。
「ABUNAIプライベートパーティー」に参加したい人およびネタ好きチャレンジャーの購入を待つ、といった状況。
【追記2】(2009年2月20日)
■叶姉妹のアニメDVD予約受付が終了。1枚31,500円に−“ギャザリング方式”で、販売数は265枚
「ABUNAI SISTERS」の最終的な購入数は265枚で、価格は最高額の1枚31,500円となることが決定した。なお、先着500名への特典として、購入者ニックネームがクレジットされるほか、叶姉妹との“ABUNAIプライベートパーティー”への参加、大型フィギュアのプレゼントなど、様々な特典が用意されており、購入者全員がこれら全ての特典を受けられることになる。
叶姉妹のブランド力で3万円の価値があると思えば(正確には「思い込めば」)、むしろ中途半端に数千円で売られるよりはよかったのかもしれない。それにしても、どんな人が買っているんだろう?
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